1.特許マイニング・世界出願プロセス
(1)マイニング・ポートフォリオリストを出し、顧客に確認していただく。
(2)顧客が確認した後、国内出願書面を作成し提出するか、直接外国出願書面を作成し提出する。
(3)国内出願に基づいて、PCT出願をするかどうかを顧客に確認しまたは直接海外に出願する。PCT出願の提出または海外への直接出願の法的期限が出願日から12か月以内であるため、出願日から6~8か月以内に顧客に決めていただく。顧客が確認した後、関連作業の準備を始める。
(4)PCT出願の場合、当所はPCT国際調査報告を受領した後、深く分析・評価した上で、指定国の選択、国際予備審査手続きの開始など、顧客に的確なアドバイスを提供する。
指定国に関わらずPCT出願の法的期限が優先日(国内出願日)から30か月以内であるため、当所は適切なタイミング(最大優先日から24か月以内)に顧客に指定国を決めていただき、そして関連作業の準備を始める。
2.当所の特許マイニング・ポートフォリオ業務の特色
当所は、豊富な経験と深い思考から、特許マイニングとポートフォリオ業務を行う際、独自の「開発ガイド」ストラテジーを使っている。開発チームとの深い意思疎通を経て、プロジェクトにおける価値のある技術的なポイントを1つずつ深く掘り下げ、技術的なポイントごとに全面的で入念な検索を行う。私たちは、数多くの特許訴訟業務で積んできた経験から、技術的なポイントのごとに入念な権利設定を行うことで、特許の安定性と有効性を保証する。
当所は、以下のプロセスで価値のある技術的なポイントを深く掘り下げる。
1. 開発者に開発中の「ハイライトな部分」を語っていただく。
2.「ハイライトな部分」から外部に拡張し、ハイライトな部分を拡大させて設定する。
3.プロフェショナルの立場から、「ハイライトな部分に該当しない」技術について整理・分類して、先行技術よりも優れた技術的なポイントをスクリーニングする。
4.場合によって、同等な形態と改悪しても価値はある形態といった変形形態を提案する。これらの形態も出願することが必要である。
高度なマイニングと入念なポートフォリオを経て、私たちは、進歩性のある部分を見逃さないこと、保護範囲に影響を与えないこと、そして進歩性のない出願の提出を避けることを保証できる。全面的な権利設定を行うことで、私たちは、優れた技術に相当の特許が対応しておらず、または1件か2件の有効な特許でしか保護していないという局面を打破するとともに、それぞれの特許の授権率を大幅に高めることにより、オリジナル技術に対する最大限の保護を実現している。
一方では、出願ごとに2回以上の検索と分析がかかっているため、その発明のポイントの進歩性が効果的に保証され、授権率は大幅に向上している。
他方では、私たちは異なる技術的なポイントに対してはそれぞれポートフォリオを行い、同じ技術的なポイントに対しては発明と実用新案の差異性を合理的に利用して二重のポートフォリオを行う。これによって1つの製品に対して様々な側面から包括的な特許ポートフォリオを構築して、十分な数の特許パッケージを形成させることを実現しており、将来の特許運用において選択の余地も広がる。また、このようなポートフォリオにより、侵害したくてもしようがないから、特許保有者は、権利の確保、ビジネス交渉、特許実施許諾で主導権を握っている。