海数宝科技が広州知識産権法院に広聯達科技等を訴えるソフトウェア特許権侵害紛争三案件では、当所が広聯達科技の代理として応訴し、2023年10月8日に原告海数宝科技が訴訟を取り下げ、3つの案件が全て勝利を迎えた。
これとほぼ同時に、当所が代理する当該3件の係争特許をめぐる広聯達科技と海数宝科技との間の3つの発明特許権侵害訴訟案が深セン市中級人民法院で行われ、今回もまた当所の抗弁意見が受け入れられ、3つの案件はいずれも原告の訴訟却下と判决され、3つの案件に対する判決が2023年9月4日に発効した。
また、海数宝科技の3件の係争特許に対して起こす無効宣告手続きでは、広聯達科技が全面勝利した。当所チームの1年余りの努力を経て、国家知識産権局が2件の係争特許に全部無効の裁定、1件の係争特許に部分無効の裁定を下した。
この広聯達科技特許権侵害シリーズ案は、被告製品がソフトウェアで、係争特許が方法特許であるため、通常の特許権侵害案件よりも技術比較が難しく、参照に供する案件が少ない。当所はこの特許権侵害シリーズ案に大量の人力と時間を注ぎ、北京と深セン両方の資源を取り合わせ、技術専門家と弁護士が分担するという作業形態で、1年余りの時間で、顧客が満足し自分にも悔いのない結果を出し続けた。この特許侵害シリーズ案で完全勝利を収めたのは、技術専門家と弁護士が分担しつつ融合するという当所チームの作業の特徴と作業形態の賜物だとも言える。